三浦雄一郎&豪太 南米アンデス山脈 スキートレーニング日記 ⑤

6:00 起床
8:00 朝食
10:00 スキー
12:00 昼食
13:00 スキー
16:40 スキー終了
18:30 夕食

天気 晴れ
村田家のスキーに対する意欲は貪欲だ。
昨夜、村田さんが僕たちのホテル滞在に対するシステムの規約を読んだところ、7日以上ステイすると、
隣のコロラドとラプルバのスキー場チケットそれぞれもらえるということが書いてあった。
通常こう行った特典はチェックインの時に知らせてくれるのだが、何も言われなかった。
僕と父はトレスプンタス(ホテル)とプエロデルソルホテル、両方合わせて 15 日間、村田さんは両ホテル合わせて丁度 7 日間ある。
昨日、ホテルのアシスタントマネージャーのパメラにかけ合ったところ僕たちの宿泊情報が登録されておらず、
上司に聞かなければいけない、明日の 10 時にもう一度来てくれと言われた。
僕は他のスキー場チケットを手に入れる確率を高めるために日本から持って来たチョコレートをパメラに渡す。
今日の朝 10 時にパメラに聞いたところ、まだ上司からの返事がない、13 時にまた来てくれということで
仕方なく朝は通常通りバジェネバドのスキー場で滑ることにした。午後には他のスキー場に行けると思い、
グルームを中心とゆったりした朝のスキーを楽しんだ。
昼食後 13 時になったのでトレスプンタスホテルに村田さんと行ったが、なんとパメラはミーティングで1 時半まで出れないという。
それでは約束が違うと食いついて、さらにパメラがミーティングをプエロデルソルホテルでやっているのでプエルデルソルホテルのフロントにまで行ってみたがどうしても顔を出せないという。

このままじゃラチもあかないし、時間を無駄に過ぎてしまう。気持ちを切り替え、午後も思いっきりバジェネバドで遊ぶことにする。
チョコを渡して損した気分であった。
アンデスエクスプレスの頂上付近からコロラドスキー場の境へ抜け、小さなピークがある。
以前、ガイドと一緒に行って良かった。しかし、山頂からのドロップオフが若干スリルがあるのでみんなついてこれるのかなと思った。
そのためこの中で一番スキーのうまいクリスと最後のランに滑ろうかと話していたが、一応みんなに聞いて見ると、一番のスキー奥手である、アヤ
さんが行くなら今いきましょう。ということで村田家全員そのピークに登る。
スキーを脱いで担いぐ。ワインをお昼に飲んだ村田さんは足元がおぼつかないのでちょっと心配だったが、10 分ほどのハイクで全員ミニピークの山頂に立った。
記念撮影をして、そこから若干尾根沿いにおりたその瞬間、ボアッ、と音がしたと思うと巨大な翼が飛び立った。
コンドルである翼を広げたら 2m はあろうかという巨鳥。その翼には白いストライプがあった。
これまで何度か空を飛んでいるところを見たことはあったが、初めて上からコンドルを見た。
丁度僕はスキーを履こうとしたところでカメラを構えるチャンスがなかった。
カメラを構えた時には米粒のように小さくなった。残念であるが初めての経験にみんな興奮した。
ミニピークからの斜面は荒れて固くなっていたのでそれほど良くなかった。
しかし、それでコース外を滑る気運が高まり、その後アンデスエクスプレスから 3 本オフピステを滑る。
最後はグルームのロングランをしてホテルに帰ったが結局 4 時 40 分まで滑る。1 日いっぱい楽しんだ。
結局、バジェネバドの大きさや地形の楽しさで十分であった。考え方一つで全然過ごし方が違うのだということ学んだ。
さて、夕食前に部屋を出ようとするとドアの下に紙があった。
そこには「明日は混雑が予想されるので夕食の後にチェックアウトすることをお勧めします」ということが書いてあった。
翌日は日本からのチームと合流する。そのため早めのチェックアウトは望むところだ。夕食後すぐにチェックアウトをお願いする。
するとパメラが申し訳ないように顔を出し「お昼はごめん
なさい、ここにチケットを渡すわ」とコロラドとラプルバスキー場、合わせて 14 枚のチケットを手渡された。
これはこれで何かに役にたつかもしれないと思いもらっておいたが、遅い!と思った。

村田ファミリーとピークで記念写真

 

村田家はみなスキーがうまい

 

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