2019年、南米最高峰
アコンカグアへ挑戦

86歳の「夢・挑戦・達成」

学校長 三浦雄一郎。1932年10月12日青森市に生まれる。1964年イタリア・キロメーターランセに日本人として初めて参加、時速172.084キロの当時の世界新記録樹立。1966年富士山直滑降。1970年エベレスト・サウスコル8,000m世界最高地点スキー滑降(ギネスブック掲載)を成し遂げ、その記録映画「THE MAN WHO SKIED DOWN EVEREST」はアカデミー賞を受賞。1985年世界七大陸最高峰のスキー滑降を完全達成。2003年エベレスト登頂、当時の世界最高年齢登頂記録(70歳7ヶ月)樹立(ギネスブック掲載当時)。2008年、75歳でエベレスト再登頂に成功。2013年、80歳で3度目のエベレスト再々登頂に成功。

「君にしかできないこと、きっとあるはず」

僕は2003年に、当時の世界最高齢70歳7ヵ月でエベレスト登頂を果たしました。しかし、その日は雲のために良い景色を眺めることができず、「次は晴れたエベレストを制覇しよう」と決意したんです。そして2008年、心臓不整脈など様々な難題を克服し、75歳で再びエベレスト登頂。その際に抱いた「80歳でもう一度世界の頂上に立ちたい!」という夢を2013年5月23日、とうとう達成することができました。今回も夢達成までの道のりは決して平坦ではありませんでした。 2度目のエベレスト登頂の翌年に骨盤と左大腿骨を骨折、2012年11月と2013年1月には心臓手術を受けました。しかし夢を諦めることなく、それに向かってしっかりと計画を立て、一歩ずつ一歩ずつ地道なトレーニングを重ねて、ついに80歳で3度目の世界の頂上に立つことができたのです。
「あきらめずに一歩ずつ進んでいけば、夢は叶う。」僕は1992年の開校以来クラーク高校の校長を務めていますが、このことをずっと言い続けています。クラークは、君が君だけのチャレンジを続ける場所。オンリーワンをめざす、オンリーワンの道のりがここにあります。さあ、先生や仲間たちと助け合いながら歩いていこう。君にしかできないことが、きっとあるはず。僕らと一緒に、新しい自分を見つけていきましょう!

2013年、80歳で3度目のエベレスト登頂

2013年5月23日正午、三浦雄一郎先生が史上最高齢80歳でエベレスト登頂に成功しました!
人類の限界を超え、前人未到の登頂を祝して、クラーク高校のパフォーマンスコースが校長の応援歌である「Ambitious」を熱唱しました!

三浦雄一郎校長とクラーク記念国際高等学校

挑戦の歩み

クラーク記念国際高等学校は1992年、北海道で産声を上げました。
開校以来、校長を務める三浦雄一郎は、世界で唯一「70歳以上でエベレストに3度登頂」を果たし、80歳でエベレストの最高齢登頂に成功した冒険家です。
どんな困難があっても諦めることなく一歩ずつ、挑戦し、達成した喜びを自信に変えてまた次の目標に向かう。その姿は、クラークの教育理念である「夢・挑戦・達成」を体現するとともに、常に社会のニーズに合わせて進化してきた教育内容までも象徴しています。

1992年(平成4年)

広域通信制高校として日本で6校目、25年ぶりの認可となる「クラーク記念国際高等学校」開校。三浦雄一郎がクラーク記念国際高等学校の校長に就任。

1994年(平成6年)

初めての冬季北海道スクーリング。生徒は三浦校長と共にゲレンデをスキーで滑走し、新たな挑戦の心が芽生えた。

2000年(平成12年)

ヒマラヤ・ゴーキョピーク(標高5360m)をクラーク生と共に登頂。ゴーキョピーク下山後、ネパールパタン市ラリット福祉スクールを視察。ネパール教育の現状を知り、後の「クラーク記念ヒマラヤ小学校」開校のきっかけとなった。

2002年(平成14年)

ネパールより教育福祉施設団が来日。ネパール教育の実情を三浦校長と語り合う。

2004年(平成16年)

クラーク生の支援活動により「クラーク記念ヒマラヤ小学校」(ネパール)を開校。

2012年(平成24年)

クラーク創立20周年。各地区でキャンパス合同体育祭が実施され、三浦校長も参加し大いに盛り上がった。

2014年(平成26年)

北海道体験学習でのスキー指導や式典、行事等を通してクラーク生に「夢をみつけ達成するために一歩ずつ努力を続けることの大切さ」を説き続けている。

1992年(平成4年)

初めての夏季北海道スクーリング。北海道の大自然の中、2週間の体験学習が行われた。

1999年(平成11年)

北海道・深川市に研修施設「北の大地 元気の泉キャンパス」を設置。

2001年(平成13年)

ゴーキョピークに登頂した門谷優君(卒業生)、大矢洋君(当時3年生)と共に更に難関のヒマラヤ・メラピーク(標高6,476m)登頂成功。世界最年少(18歳)登頂記録樹立。

2003年(平成15年)

三浦校長、70歳で初めてのエベレスト登頂成功。

2008年(平成20年)

三浦校長、75歳7ヶ月で2度目のエベレスト登頂成功。

2013年(平成25年)

三浦校長、80歳7カ月で3度目のエベレスト登頂成功。壮行会から帰国記者会見、記念式典まで、様々な場面でクラーク生が登頂成功をバックアップした。

三浦雄一郎の歴史

  • ・1956年 北海道大学獣医学部卒業。
  • 同大学卒業後、同大学獣医学部薬理学教室教官助手となる。
  • ・1964年 イタリア・キロメーターランセに日本人として初めて参加。
  • 時速172.084Kmの世界新記録樹立。
  • ・1970年 アジア大陸最高峰Mt.エベレスト、サウスコル8,000m世界最高地点スキー滑降(ギネスブックに載る)。映画「エベレスト大滑降」。
  • ・1985年 ヨーロッパ大陸最高峰Mt.エルブルース、ソ連(5,633m)登頂及びスキー滑降(家族で挑戦)。
  • 南米大陸最高峰Mt.アコンカグア、アルゼンチン(6,959m)登頂及びスキー滑降。
    長男、雄太との親子チャレンジに成功。この成功により、世界七大陸最高峰のスキー滑降(人類初)を完全達成した。
  • ・1992年 4月クラーク記念国際高等学校校長に就任。
  • ・2000年 ヒマラヤゴーキョピーク(5,360m)をクラーク記念国際高等学校の高校生5名を連れて登頂。
  • ・2001年 4月ヒマラヤメラピーク(6,476m)へ登頂及び山頂直下よりスキー滑降。
  • また遠征に同行したクラーク記念国際高等学校の大矢洋(17歳)は同山峰と日本における最高標高登山の最年少記録を樹立。
  • ・2003年 5月22日世界最高峰エベレスト山(8,848m)、次男豪太とともに登頂。
  • 当時のエベレスト登頂最高年齢記録(70歳223日)及び、日本人初親子同時登頂記録を樹立。
  • ・2008年 5月26日75歳でエベレスト再登頂に成功。
  • ・2013年 5月23日80歳で3度目のエベレスト再々登頂に成功。エベレスト登頂の歴史で最高齢登頂者となる。
 

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