アコンカグア登山、ドクターストップにより中止となりました

本日、日本時間(21日未明/現地20日昼)、アコンカグア山頂へ向けて登山中の三浦隊から連絡がはいり、チーム・ドクターであります大城和恵先生の判断で三浦雄一郎校長の登山活動が中止となりました。

1月18日にアコンカグア・ポーランド氷河側のベースキャンプを出発し、ヘリコプターで5580m地点にはいり、その日のうちにノーマル・ルート側のプラサ・コレラ(6000m)のキャンプまで登攀いたしました。その後、山頂アタックへ向けて天候待ちの為、2日間、プラサ・コレラにて停滞をしていたのですが、この高度(6000m)での長時間にわたる生活が86歳にとって肉体的、生理的に負担がかかってきているとの判断で、これ以上、高い標高での登山活動は心不全をおこす危険があると判断され、ドクターストップとなりました。

三浦雄一郎校長本人はとても前向きで自覚として大丈夫、登れると感じていましたが、大城先生は前回(2013年)のエベレスト登山以降、主治医として三浦校長の心臓の状態をよく把握されており、三浦校長も納得してその指示に従うことといたしました。

以下は遠征隊からのコメントです。

豪太
「19日から20日、2日間このコレラキャンプにいます。この間、三浦雄一郎の状態を二晩みてきたのですが、この標高での生活がかなり肉体的そして生理的に厳しいとみました。で、先ほど、大城和恵先生からドクターストップという見解がでました」

三浦雄一郎 校長
「自分ではまだまだ行けるつもりでいたが、大城和恵先生の判断にしたがい、今回の遠征は自分としてはここで終わる。出来れば豪太たちに山頂へ向かってもらいたい。」
「僕自身、大丈夫だと、頂上まで行けるという自信はありましたけど、やはり周りでみての状況、特に大城和恵先生の判断ということで、それに従うということにいたしました。」

大城和恵(チームドクター)
「よくここまでこの肉体と年齢でがんばったと思います。ただこの標高はもう生物学的に86歳の限界です。生きて還る為に今日降りる、この判断をいたしました。ここまでよく本当にがんばられたと思います。それだけでも素晴らしい記録だと思います」

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1件の返信

  1. 平成30年卒 内山拓海(横浜) より:

    三浦校長の挑戦こそが、僕達に勇気を教えてくれています。無事に帰国してください。待ってます!

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